こんにちは、デジタルリスク研究所編集部です。今回はタイトルにもある通り、『新時代の就活トレンド』について解説いたします。

皆様もマイナビをはじめとする求人サイトへ掲載されているかと思いますが、「思ったよりも応募が来ない」「運用を工夫しているがどうしても内定辞退が発生する」といったお悩みを持つ採用担当者様もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、今後の採用活動に役立つ、『気を付けるべきネット風評被害』についてまとめました。今後の求人運用や採用企画の参考にしていただければと思います!

意思決定フローの変化

人から聞いたり、広告を見たり、実際に見たり聞いたりすることで情報を収集していた時代から一転、スマートフォンなどの登場により驚くほどのスピード感で進み続けているインターネット。エンドユーザーや就職活動中の方々の意思決定フローにも影響を与えています。

今回の記事では、変化する意思決定フローに基づいて、インターネット社会となる前の就職活動の動きや、現代の就職活動の傾向を解説いたします。

かつての意思決定フロー:AIDMA

  1. Attention(注意):就職活動を検討する
  2. Interest(関心):求人誌で仕事を探す
  3. Desire(欲求):好条件の求人に特別強い興味を持つ
  4. Memory(記憶):応募期限を意識しながら類似優先度の求人と比較する
  5. Action(行動) :選考・内定

インターネットが当たり前になる以前は、求人誌に記載されている情報や、知人から得られる情報こそが、企業のことを知る最もポピュラーな情報でした。

ある意味『巡り合わせ』な採用市場です。どれだけ求職者の方の目にとまるか、が重要視されいていたため、今では当たり前の『求人のタイトルを工夫する』『他社よりなるべく良い条件を記載する』といった考えはこの時生まれました。

新時代の意思決定フロー:AISAS

  1. Attention(注意):就職活動を検討する
  2. Interest(関心):求人サイトで仕事を探す
  3. Search(検索):より詳しい情報を求めてHPやクチコミを探す
  4. Action(行動、購入):選考・内定
  5. Share(共有、商品評価をネット上で共有しあう):退職時にクチコミを書く

今ではインターネット検索が当たり前になり、『自分とマッチする企業探し』の時代になりました。求人の魅せ方は、求人誌の時代から工夫され続けているため、似たような求人が多く、求職者の方は新しい動きとして『検索』と『共有』を行うようになりました。

インターネット時代の到来により、似たような求人から自分にマッチした求人を見つけることができるようになり、今では求人サイトの情報よりも、『社名を検索した時に見ることができるクチコミサイト』の方がよりリアルな情報を得られるようになりました。

ウィークポイントは把握しておくべき

一部の方からは「クチコミなんか放っておけ」「そんなクチコミを見て応募しないような人はいらない」といった声を聞くことがあります。

実際に対策をする必要があるかどうかはケースバイケースです。特に、以下に当てはまるような、『ブランディングや条件で差別化が出来ている人気企業』の場合は対策をする必要はないかもしれません。

  • 離職率が低いから通年で採用活動をすることはない
  • 常に自社にとってベストな人材を獲得できている
  • そもそも求人条件がかなり好条件
  • 就職人気企業ランキングの上位にノミネートしている

ただ、全ての企業様が当てはまるわけではありません。もちろんタイミングや予算の問題もあります。

選ぶ側になるのは、求職者側か企業か。「売り手市場」「買い手市場」といった採用市場の動向に縛られるのではなく、自社でコントロールできるように。

まずは無料で使える風評被害対策サービスからご利用してみてははいかがでしょうか。